紫外線による病とは

鏡を見ている女性

紫外線が原因となる病の代表的なものには皮膚ガンがあります。
また日光角化症は皮膚ガンの前ガン状態のことを指します。
この皮膚ガンや日光角化症の治療薬として利用されている抗がん剤にフルオロウラシルと呼ばれる薬があります。
この薬には皮膚の色素変化(茶色いシミになった状態)を改善する効果があるとアメリカのミシガン大学医学部より発表がありました。フルオロウラシルは皮膚ガンの抗がん剤として軟膏が40年前から利用されており、この薬を利用した患者から皮膚の状態(シミなどの色素変化)が改善したとの報告があり、その後の実証試験により皮膚の状態を改善することが確認されています。
このことによりこの薬(フルオロウラシル)は、紫外線が原因となった皮膚のダメージを改善するために今後利用することが期待されています。
ここであげた日光角化症は日光に長い年月さらされてダメージを受けた皮膚におきる前がん性の変化です。これが一般的な皮膚ガンである扁平上皮ガンに変化することがあります。
フルオロウラシルとは、代謝拮抗剤のひとつです。体の中でDNAを合成するときに必要となる物質のひとつにウラシルと呼ばれるものがあります。このフルオロウラシルはウラシルの分子構造に似ています。そのためウラシルの代わりにDNAに取り込まれ、その合成を阻害することで抗腫瘍効果が得られます。多くのガンの治療薬として利用されており特に消化器系のガンを中心に利用されています。上記であげた皮膚ガン用には軟膏の形で製品化されています。
また副作用についての報告もあり、一般的なものとしては剤型による差もありますが下痢や出血性腸炎などの消化器症状やめまいやしびれなどの精神神経症状、脱毛や色素沈着などの皮膚症状ほかに腎機能や肝機能の低下などがみられます。